地域産木材を使用した、こだわりの新社屋
■様々な想いを乗せて動き出したプロジェクト
周囲の美しい自然に調和した、片流れ屋根が特徴的な木造平屋建ての社屋。
天井高が高く広々とした造りになっており、また日頃から環境保全への取組をされている施主様ならではの環境への配慮もつまった、こだわりの社屋となっています。
施主様のご要望により、地元地域産木材の利用を主体として計画されました。
このプロジェクトではプレカット加工だけではなく、丸太の調達から関わらせていただきました。
■圧巻の建方風景までの道のり
お話しを進めていくうちに、地域産木材を使用する際ならではの問題が出てきました。
木構造としても、大断面材や長尺材は地域産木材としては産出が少ないのです。
そのため、一般流通材と同じ材寸の使用を前提とした平行弦トラスを採用することになりました。
※ 平行弦トラスとは、上弦材と下弦材が平行に並び、その間に束材、斜材でトラス(三角形)を構成する構造形式のことです。
ホールや体育館等の屋根など、大きな空間を支えるのによく使用されています。
地上であらかじめ組み上げたトラスを、一基ずつクレーンで持ち上げて組んでいく建方風景は圧巻でした。
( ↑ トラスをクレーンで吊り上げている様子です)
丸太の調達から始まり、製材、プレカット、手刻みによる特殊加工までをお手伝いさせていただいた今回の現場。
円滑に建方作業が進むよう、現地にもスタッフが常駐しサポートさせていただきました。
谷垣のプレカットについて詳しくはコチラをご覧ください ⇒ 木造プレカット加工
その他の納品実績や施工事例についてはコチラをご覧ください ⇒ 納品実績
建物概要 【用途】 【工事種別】 【規模】 【構造】 【竣工】 | 会社社屋 新築工事 平屋 木造 2020年 |
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